2016年5月が終わりました
1カ月なんてきっとすぐ過ぎてしまう。そう思いながら書き始めたこの毎日ブログ、本当に思っていたよりあっさりと、この日がやってきてしまいました。モーニング娘。'16 コンサートツアー春 〜EMOTION IN MOTION〜 鈴木香音卒業スペシャル。
帰ってきてとりあえずかきまくった汗と流した涙を全てお風呂で洗い流して。今すごくさっぱりした状態なんだけど、でもツイッターを追うたび目頭が熱くなってしまいます。
かのんちゃんはなるべく泣かずに見送ってくださいねって言ってくれました。彼女もところどころ声をくぐもらせる部分はあったけど、泣き顔は見せませんでした。だからわたしもなるべく泣かないようにしようと思っていたんですけど……まあ無理ですよねー!一応豊橋2回入ってほぼ知ってるセトリでいろいろ覚悟はしていたとはいえまあ鞘師の名前が出たあたりからタオル片手にぐすぐすしてたよねー!鞘師の手紙短すぎで確かに笑ったけど、あそこで新たな感動りほかのエピソードなんて出されようものならその時点で号泣間違いなしだったのでむしろよかったセーフセーフ。
あと「乙女のタイミング」by9期も反則技でしたね…。実はわたしはセレモニーソロ曲はコレもしくはネバフォゲという予想でした。かのんちゃんにとって初の少人数曲&1人で歌えないこともない&モー女ラストで流したといった条件から入れていたのですが、まさか9期3人で歌うとは…確かに3人曲なんだけど…。3人全員方向性の違う可愛さでたまらずうるうる。あー本当に9期ヲタで幸せだー。
9期ヲタで幸せ案件はセレモニーにもあって。かのんちゃんが現役メンバーへ、とそれぞれの期に話しかけていくところで、現役縛りのはずなのに「9期の3人」という表現をした、要するに鞘師もカウントしていた。そして最後の名乗りでは「9期 鈴木香音!」と言ってくれたこと。本当に嬉しい。
かなり天井席だったので最初出てきた時衣装の模様がよくわからず「めいめいと同じくオレンジドレスか…」なんて思ってしまって申し訳ない。でも明るくて華やかで楽しそうで、とっても似合ったドレスでした。爪はもちろん髪飾りまでヒマワリ!わたしかのんちゃんほどヒマワリ似合う子、見たことないよー!ていうかあんなにいっぱいに身につけて負けない顔面偏差値の高さ、そして笑顔の太陽っぷりすごい。
そして前にブログで「かのんちゃんに歌われたら死ぬ曲TOP3」に入れていた「Never Forget」。正直な話をするとグッズ待ち時に音漏れが…だったのでああこれがセレモニー曲か、とすでに察してはいたのですが。でもそんなの関係ねぇ!普通に泣きました。まさかモーニング娘。の推しを2人連続でネバフォゲで見送ることになるとは思ってなかったよ。
今回のセレモニーでアップフロントに残るか否か含め、卒業後についての詳しい話が出るかなーと思ったんですが、ほぼなかったですね。ということでこれからかのんちゃんがわたしたちの前に再び現れてくれるかどうかはさっぱりわからない。もう二度と、彼女の姿を見ることはないかもしれない。だからこそ、ぐさりとこの歌詞が刺さりました。
きっとまた逢えるよね
きっと笑い合えるね
今度出会うときは必然 Wow Wow
かのんちゃんが更新した最後のブログ(http://bit.ly/22vNJm2)にも、同じ気持ちを書いてくれています。
生きていればまた会えます。
5年間だけの関係なんて、もったいないでしょ?^^
じゃあ、これからも繋がっていましょう。
直接会話なんてなくても、お互い思い合っていれば、それはもう繋がってますよね
だから!
また笑顔で会いましょうね
ダメだまだ泣くしもう会いたい…。
かのんちゃんはあまり自分に自信がなくて、自分よりも…と周りを上げて自分を下げていくようなことが多かった。それは彼女の性格であり美徳でもあったんだけど、ファンとしては「自分がとっても素敵な女の子でファンにすごいパワーを与えている」っていうのをもっとわかってほしい、というもどかしさもずっと抱えていて。でも、「Never Forget」は「忘れないわ あなたのこと」と伝えてくれると同時に「忘れないで あたしのこと」と自分の存在を残してほしいと懇願する曲です。もちろんファンは言われなくても「忘れない」ですが、かのんちゃんが自分から自分の存在の大きさを肯定してくれたのがひたすら嬉しい。そうさめざめ泣いていたら、かのんちゃんのブログでさらに泣きました。
わたし、生まれてきて良かった。生きてきて良かった。
こんな素敵な景色見れたんだもん。
こんな私…なんてもう言いません。
みんなに私の素晴らしさを教えてもらったから。
「忘れないで あたしのこと」と自覚的に歌ったかのんちゃんは、1人のプライドある自立したとっても素敵な女の子です。
最後、ダブルアンコールに応えて再び登場したかのんちゃんは、武道館という広い会場であっても全く臆せず、観客を静めてから地声で「大好き!」と伝えてくれました。かなり上の方の席だったわたしにも、しっかり聴き取れた。そのあと響いた観客の「おおーっ!」という声は、きっとみんなにもしっかり聴こえたからだと思います。そうやって声と心をまっすぐ伝えられるずっと年下の彼女を、わたしはずっと尊敬してきました。
センターの出入り口まで戻り、再び地声で「ありがとうございました!」と声を張り上げた後、かのんちゃんは笑顔で手を振りつつ、くしゃりと顔をゆがませました。名残惜しそうに、でも幸せそうに。もう見られない自分のための緑一色の世界を、あの大きなまんまるの瞳に焼きつけるみたいにじっと見て、そしてまたね、なんて言いそうなぐらい軽いバイバイとともに、かのんちゃんは去っていきました。
かのんちゃんの最後のブログは、こんな風に締めくくられています。
みんな大好き。
ファンの方のファンです。
そんな私を、これからもどうぞよろしくね
それではおつかのんでした( ´ ▽ ` )ノ
これからもずーっと、皆さんにとって素敵な日々が訪れますように♪(´ε` )
わたしも最後にかのんちゃんへ、こう手紙を書きました。
あなたのファンになって、こんなにとっても最高なアイドルを見送ることができるのが、心の底から幸せです。
香音ちゃんがこの先の未来も、ずっと笑顔で、ずーっと幸せでありますように。
お互い幸せを願い合える。なんて恵まれたファンなんだろう!
あーかい鞘師と緑のすーずき!
とうとう明日。というかもうこの時間にはすでに見送り終えてるわけで。すでにめいめい卒コンのセトリとレポで精神めちゃくちゃなのに、わたしは明日大丈夫なんだろうか…。
必死に気を取り直して。昨日はぽんぽん、ときたら今日はこれです。りほかの。
方や6歳から名門スクールに通ってた意識高いエリート、方や田舎でのんびり育った普通の子が同い年の同期として加入して、ビジュアルも性格もグループ内の扱いも正反対で、でもお互い仲間意識も対抗意識も持ってて相手のことをずうっと尊敬しつつ見ている感じ、本当に二次元かな???って感じだよ。
— 谷崎ことこ'16 (@kotoko_saki) 2015年7月23日
わたしにとってりほかのは「絶対神様細工したでしょ」と問い詰めたいぐらいの正反対と鏡写しのバランスが最高で、まさに二次元のライバル兼仲間の関係性そのもので、ヲタク心をハンパなく揺さぶる設定力でした。こんなのヲタクが勝てるわけないじゃん!絶対好きじゃん!無理じゃん!
結果的にばくわら世代は最大勢力レベルに人数が増えましたが、それでも同期で同い年っていうのは「仲良し」とか関係なく「一番近い」存在であることは間違いなくって。ぐんぐん出世していく鞘師と、暗黒期に突入したかのんちゃん、それぞれ立場は全然違うけど同じようにもがき苦しんでいて。でもこういう言い方はアレだけどそれもまたドラマティックで、いつかステージ上で並び立つ姿を夢見ながらりほかのを見つめ続けてきました。
そしてその夢は一瞬叶いました。わき愛2番サビ「愛はもっとほろ苦い」と背中合わせで歌ったりほかのに、全俺が歓喜しました。
MVはどっちも見たところ、わがままの方が好きかな。とりあえずりほかのパートに俺号泣。ファンになったころからの夢がついにかなった…嬉しすぎ泣くわ…。
— 谷崎ことこ'16 (@kotoko_saki) 2013年8月1日
とうとうりほかのが2人で歌った。いつかは、2人のダブルセンターが見たい。その夢が叶うまでずっと応援しよう、そう思いました。
でも、そうはならなかった。
鞘師の卒業が発表され、りほかのダブルセンターの夢が潰えて。受け入れはしたけど整理はできてない、そんな気持ちのまま行ったわたしにとってラスト鞘師ライブとなるOMW!リリイベ。しかしわたしはそこでとんでもない瞬間を目撃します。
MCで突如行われた「鞘師王決定戦」。鞘師と友達になろうとそれぞれ話しかけていくという企画で、手を取ってもらえたらOK。メンバーが次々挑戦していく中、大トリとなったかのんちゃんは「今りほちゃんに普通に言いたいこと言うね」と前置きして、こう語りかけました。
鈴「年末までさ、あとちょっとじゃん」
鞘「そうだね」
鈴「だもんで、その先はさあ…『ただの』友達としてよろしく!…(なかなか手を取らないのを見て)よろしく!」
鞘「…ありがとう!」
かのんちゃんから差し出された手を、笑顔でしっかりと握り返す鞘師。わたしはひたすら「尊い…尊い…」と繰り返しつつ「これは本当に今目の前で起こっている出来事なのか、これは現実か」と自らを問い詰めていました。
お互いに対等のライバル兼仲間から、恒常で特別な関係性へと昇華する。わたしの理想のりほかのが、そこにはありました。
このりほかのを自らの目で目撃できたことは、本当に一生の思い出です。どこかに収録もされない、人々の口にのぼるだけになるだろうエピソードだけど、わたしにとっては、大切で、とっても嬉しくて、最高のお話。
鞘師から約半年後、かのんちゃんも卒業するけれど。でもきっとりほかのが築いた2人だけのつながりは永遠だ。そう信じられるから、わたしはりほかのが大好きでよかったなあと思うし、これからも大好きだと思い続けられます。
姉としてのぽんぽんについて
9期は歳が最大2歳しか離れておらず、デビュー直後進級してからは中学1〜3年生にすっぽりという収まりの良さでした。その中で、同い年のりほかのは年少組、歳が一応上のぽんぽんは年長組として扱われることが多かったように思います。
かのんちゃんは(というより9期全員なのですが)実生活では姉の立場で、その分最年少で元気キャラのわりに甘え下手というか、妹キャラになりきれない部分がありました。特に先輩たちに寄っていくのはなかなか遠慮しがちで。そんなかのんちゃんを実際姉のように見守ってくれていたのは、ぽんぽんなんじゃないかなと思います。
「みずきちゃんが教えてくれたから…」に代表されるように、完全な素人だったかのんちゃんに芸能界、ハロプロ、パフォーマンスについて丁寧に教えてくれたフクちゃん。オーデの頃から話しかけられ、その後も「できない2人」として一緒に、辛酸をなめつつ必死に先輩のパフォーマンスに食らいついてきた生田。寄り添い方は全く違うけど、どちらも「姉」のポジションにすごくそっくりだと思うんです。
あと今回ツアー参加して思ったのは、'15からこっちぽんぽんそれぞれの伸びがすごい!ということ。
フクちゃんはリーダーになってから歌の迫力がぐんと増してスキルも上がって堂々としたパフォーマンスになってきた、とは思っていたのだけど、5ヶ月ぶりに生で聴いたらお嬢様感残しつつも、激しさが荒々しく加わってとってもドキドキした。
生田はソロパートで表情も歌声も固まり気味だったのがかなりほぐれて、堂々と、というよりは自然体で決めてくるのがとてもらしくて素敵だった。年上ポジションも落ち着いてきたのか、すごくオトナに見せる動きやショットが増えていた。
で、結論としては「ぽんぽんのニコイチっぷりがさらに進化していて本当にヤバイ」。今まで丁寧ではあるけどひとつ殻を破りきれない感じのあったフクちゃんが激しく感情的なパフォーマンスを手に入れ、一方で運動神経を生かしたバネと派手さのダンスという印象だった生田は、上品なしなやかさの演出を手に入れた。お互いの得意分野をそれぞれ身につけ始めて、それなのに正反対な雰囲気もさらに残出てきている。混ざらないのに混じり合ってる感じ。ひー!
でもふたりともそっくり同じ目をしていたのが「愛あらば IT'S ALL RIGHT」の時。かのんちゃんを見つめる目が、とってもやさしくて大切そうなまなざしで、ぽんぽんの愛情の深さにじんわりした。この時の2人の目は、後輩たちと違って同期だからこそ、でも歳上だからこそのまさしく「お姉さん」みたいな見守りの愛にあふれていました。
きっとかのんちゃん卒業後、9期が2人になることで、ぽんぽんの同化兼分化現象はさらに進む気がする。でもきっと、ふたりとも根本に持っている心みたいなものはきっと一緒なんだろうな、とこの曲を見ていて思いました。かのんちゃんのお姉さん2人、ありがとう。
かのんちゃんラスト凱旋@アイプラザ豊橋
というわけで昼と夜、両方入ってきました。わたしにとっては初遠征&初凱旋コンです。こういう金の使い方できると社会人でよかったー!と思いますね。赤字だけど。大赤字ではあるけど!
それはともかく。わたしは一応豊橋出身なので「地元公演」でもありました。しかし今はTokyoという片隅に住んでいて、さらにいえば実家にドルヲタとカミングアウトしていないのでとてもではないけど帰れない。ということで実家近くに一人暮らしする姉(家族で唯一ドルヲタと知っている)の家に泊まる算段をつけ、なんとか「地元に遠征」(語弊なし)を実行したわけです。
前置きが長くなりましたが、奇しくも今日は5月28日。そう、鞘師の誕生日です。りほかの狂信者として繋がるものに大興奮しつつ、姉を足に使って余裕ぶっこいて昼開演30分前ぐらいに到着したところ、かのんちゃん日替わり売り切れのお知らせが…まりあまで…。絶望しながら9期ヲタクとしてぽんぽんを買い、勢いあまって武道館で購入予定だった写真まで買っていました。怖い。
そして公演。今回何曲か知ってる、レベルのネタバレで行ったのでうわここでくるかー!みたいな曲もありました。1曲目が123というのが、今のメンバーでアップデートしていくぞ!という意思を強固に見せていてよかった。かのんちゃんはのちに自らの口からも言っていましたが、地元うれしー!たのしー!って表情で、うわあ幸せそうだなー!と嬉しくなる感じ。さすがにスクリーンに抜かれる数も多くて、真ん中ぐらいの席でもはっきりニコニコ笑顔が見られたのはありがたい。
昼(Aパターン?)の曲の個人的思い入れをあげれば、少人数曲の「YAH!愛したい」。かのんちゃんも好きな曲と公言していますがわたしも大好きです。なんといっても最後のフェイクパート!生田がガキさんパート、かのんちゃんがれいなパートを継いでいるのにはもう感無量で、心の中で「9期ヲタクでよかったー!」と絶叫しました。
夜は「女が目立ってなぜイケナイ」かな。こちらも元々好きな曲なんですが、あらためて見るにダンスが派手で華やかで楽しい!自信を持って外に出て行く女の子の歌なわけだけど、その堂々とした様子がかなり表現できていた。いいねーこういう強い女の子主人公の曲もっとガンガン聞きたい…!
共通曲ならやっぱり言及しておきたいのは「踊れ!モーニングカレー」!もう楽しくて楽しくて。フルでやってくれー!その次「OK YEAH!」に続くのも息をつかせず感ゴリゴリでテンション上がりっぱなしでノンストップ止まんないぜー!
そしてやはりこれは書いておきたい、「愛あらば IT'S ALL RIGHT」。これがオーラスになっていることも、かのんちゃんへのコールがすごいことも聞いていました。でもAメロが9期わちゃわちゃなんて聞いてなかった!かわいい!ひたすら尊い!かわいいがすぎる!大好き!
噂のかのんちゃんのソロパートは想像以上の大きなコールで、その中ですごく幸せそうに、大切そうに歌う姿に泣き出すかもしれないよだった泣かなかったけど。というか本当に楽しくて楽しくて、別世界の気分だったというか。おそらく武道館はヤバイので…。
夜公演ダブアン、卒コン来れない人へ「みんなの気持ちを受け取れるようにアンテナ立てておくので!わたしからも送るので受け取れるようにしておいてくださいね!」と言葉をかけられるかのんちゃんは本当に素敵な子。ライビュやスカパーを勧めるとかじゃなく、「たとえ全く立ち会えなくても繋がってるよ、ちゃんと届けるし届いてるよ」と伝えてくれる。今回こそ卒コン参戦できるわたしでも、それまでほぼ在宅だった身からすると「行きたいけど行けない、見たいけど見られない」という気持ちと状況がめちゃわかるので、この言葉には救われます。ありがとう。
かのんちゃんがダブアンを終えて袖へはけていくと、そこには真剣な表情のまりあがいました。知らずにカメラに映りこんでいるのに笑いが起こったけど、ああやって待っててくれる後輩がいるのはとっても嬉しいことだな。次からは彼女の単独凱旋になります。頑張れ!
コンサート後はあ…幸せだ…と思いながら姉の家に腰を下ろしてツイッターを開くとりほかのが。
鞘師里保、18歳のお誕生日おめでとう♪( ´θ`)ノ
— モーニング娘。'16マネージャー (@MorningMusumeMg) 2016年5月28日
誕生日記念に、鞘鈴。#morningmusume16 pic.twitter.com/Nklr83zZwD
鞘師お誕生日おめでとう。かのんちゃんコンサートありがとう。りほかのは永遠!!!
他の子もいいなあ〜と思った点多かったので備忘録に追記。
・ミスムン
→ハロステバージョンよりずっっっとよくなってたんですがなんなの???さすがにこの曲だけは王子組をずっと見てたよね。わたしは生田王子派ですが、ロイヤル感増して放つ色気が断トツで、なのに短パンから太ももが美しくのぞくから「見ていいの⁉︎晒していいの⁉︎」とひたすらドキドキしてました。さらにはたまにはしゃぎまわって投げキッスとかチャラ男ぶりも健在で…なんなの乙女ゲーなの…。
あとまりあ王子が「僕も、王子ですから、、!(涙を堪えつつ必死に)」から「僕も、王子ですから(真剣なまなざし)」までこちらも乙女ゲーのショタ枠ルート見てるような成長を遂げていた。
・青春小僧
→ぽんぽんパートがめちゃぽんぽん!!(語彙力) 元々MVでも好きな部分だったけど、今回の雰囲気すげーたまらねー!
・MC
→というか本編最後の挨拶。決めゼリフがあるわけでもないまーちゃんが圧倒的にインパクトあって「アイドル」だなあと思った。マシンガントークで正直ファン以外は楽しむどころか聞き取るのすら難しそうだけど、この子が一番モーニング娘。の幅を体現しているのかも。
・ダンス
→髪を切ったからなのか、工藤がやたら昼公演前半はしゃいでて研修生ダンスぽかった。あとちょいちょいちぇるに目がいったな、ダンスのふとした瞬間の見せ方がよくなってたのと、キレも軽くなって見やすくなった。歌パートも12期の中では恵まれているので、最初からセンターに立たすのではなく、まずはフクちゃんやまーちゃんみたいにサブポジで大事に育てて伸ばしてほしいな。
あの頃を振り返って
基本このブログではマイナスっぽいことは書かないでおこうと思っていたのですが。あの頃について、今日は少しだけ。
きっかけは、今日公開されたこの記事です。
インタビューについていろいろ思うところもあるのですが、まず置いて。
やっぱり読んでて一番しんどかったのは、あの頃のこと。ファンも、下手したらメンバーも全てが敵に見えていた。1年前まで一般人で中学生だった彼女に、そんな心ない人は一部だよなんて笑い飛ばす余裕はなかったでしょう。まだ事務所側もネットをどう扱いどう触れさせるか、全然見えてなかったと思いますし。
ただちょっと意外だったのは「太る→ネット見る→笑顔消える」の流れ。てっきり心ない言葉を見るようになってからだと思っていたので。かのんちゃんの体型が言われ始めたのは恋愛ハンターぐらいだと思うんだけど、ここから考えると、彼女も無意識のうちに、10期加入と先輩の立場と1年やってきての疲労とプレッシャーが現れてしまっていたのかなと。10期が悪いとかそういう話ではなく、知らずに精神に背負ってしまっていたのではないか。インタビューにもある通り、自分からプレッシャーかけちゃうタイプみたいだし。
というかこれ読んでね、本人も何度も言ってるけど「0か100」の人間すぎて、あまりに不器用で、なんて生きづらいんだろうと何度も思ってしまった。ネットにも本当はファンの言葉をもっと聞きたくて見ていた、なんて。少しでも欠ければ全て崩れてしまう。強い子タフな子なんて言うけど、もちろんそれも一面ではあるけど。
でも、同じく今日放送だったMステを見て、ああ、こんな素敵な子を応援できて幸せだな、と心から思いました。うまくできない、流せない不器用な子だけど、キラッキラッに輝いて心をときめかせてくれる。あなたを幸せにするよってストレートに笑顔で伝えてくれる。
なんのてらいもなく、全力で頑張って、ではなく心から笑っている、そんな気負いがないのにまっすぐ人に伝わる笑顔は、彼女の最強の武器なんだと思います。
…ということを書こうと思って寝落ちして豊橋行きの中でこれを書いてます。今日は全力で楽しむぞー!
俺たちのバイブルこと美女学9期密着映像
今日も飲んでるので短いです。
初めて見たときは「みんな小さいのに頑張るのう…」だった美女学のオーディション映像。のちに9期ヲタクになってからは聖書、バイブルともいうべき存在になり、ものすごい回数見返しているわけですが。人の顔覚えが最低に悪いわたしがなんとか9期メンバーの見分けがつくようになり、個々として認識できるようになってから、一連の動画の見方と印象はかなり変わりました。
かのんちゃんは何しろ田舎の小学生なので、先輩後輩関係に揉まれたこともなければ敬語も危ういレベルの礼儀なんですけど、はきはきどの先生にも物怖じしていないので、結果堂々と、真剣に見えるしそれが伝わる。あとかのんちゃんの目ヂカラの強さとまっすぐさは、このころから惹きつけるパワーを持ってる。
一番わかりやすいと思うのは2日目ダンスレッスン。1人きりだけどしっかり背筋伸びてて、先生にもスタッフにもお願いします!と通る声で、しっかり目線をやってお願いしている。これ田舎の小学6年生にはなかなかできないですよ。この時のかのんちゃんの瞳がね、キラキラでめちゃ伝わるひたむきさがあってね、シリアス顔かのんちゃんに弱いヲタクなので大変ドキドキします。
そして伝説「どうなんだろうね?」。これ、もちろんネタであって本気でタメ口!とか怒ってるヲタクはいないと思うんですが、つんく的にはむしろこれ「ポイントアップ」だったんじゃないかと。思わず口癖、つまり素がぽろりと出るほど全力で頑張り終えて、さらにそれにぱっと気がついてえーっと!と笑顔で立て直せる反応の良さ。すげーアイドルだしすげー芸能人ですよ。
オーディションに合格して、お披露目直前、3人との会話の中で、つんくが投げかけた言葉。
勉強 モーニング娘。のこと そして自分のこと 3つやらなきゃいけないので
しっかりやれますか?
これに、彼女たちはそれぞれこう答えました。
鈴木:やれます
生田:頑張ります
鞘師:できます
答え方、本当にキャラクターばっちり出てて最高かよっていまだに悶えるんですが。
鞘師卒業、そしてかのんちゃん卒業、
鞘師の卒業宣言は、あまりに前触れも何もなく、誰にとっても突然の衝撃でした。アイドル適齢期とも言える高校生のセンターエースが、あと数ヶ月でいなくなる。わたしにとっては初めての「アイドル人生の最初から最後までを見届ける」メンバーとなりました。
この宣言は本当にショックでしたし、もうちょいうまい送り出し方あったんじゃない?とはいまだに思っていますが、鞘師が卒業することについては結構すぐに納得することができました。鞘師にとって一番大事なものはやっぱりダンスで、歌うことにプライドはあっても執着はあまりなさそう、というのは感じ取っていたから。歌はあくまでダンスに、パフォーマンスに付属するものというか。もちろん個人の勝手な想像ですが。
で、そのダンスをこれ以上一気に磨き上げようと思うのなら、留学はおいておくにしても卒業は避けられなかった。ダンスを、ダンスだけを求めるには、アイドルは忙しすぎるし他にやることが多すぎる。将来のことを考えれば、タイミング的にもギリギリだったでしょう。
そして、かのんちゃんに対しても同じ考えを抱いています。
これも前に書いた気がするんですが、かのんちゃんがなりたかった・やりたかったものはあくまでアイドル、ひいてはモーニング娘。であって、芸能人ではなかった。そして芸能界に属した後も、根本的にそのスタンスが揺らぐことはなかった。芸能界への執着は、ほぼなかった。
そんなかのんちゃんだから、将来を考えたときに芸能界以外の進路を思い浮かべ、選ぶことは、まったく意外ではない、というかやっぱりか、という気持ちが大きいです。アップフロントに残るかは現時点では微妙ですが、少なくとも事務所に言われるまで普通に退所するつもりだったみたいだし、一般人として生きていくなら、高校卒業は大きすぎるキーポイントです。
かのんちゃんが卒業を考え始めたのは鞘師卒業を知る前とのことですが、鞘師の発表を聞いて衝撃の次に思ったのは「ああ、ならかのんちゃんも遠くないな」ということでした。同い年の同期、という立ち位置だけではありません。彼女たちには、未来の自分に必要なもの、そしてそのための選択肢がはっきり見えていたのです。
将来が見えていることが偉いのではありません。長く続けることを否定するわけでもありません。でも、17歳できっぱりと自身の道を覚悟して選び抜いた2人を、わたしは心からすごいなあ、と尊敬しています。