ことこと煮こんだ何か

どうしようもない日々

ヲタTという名の鎧

今日はヲタクの装いというものについて。


としつつ何度も言っているようにわたしは基本在宅なわけですが、娘。コンや個別、シリイベといった数少ない機会にはヲタTを着ます。ミチシゲイレブン緑Tもあるのですが、着るのはだいたいかのんちゃん15歳の誕生日のバースデーT。かのんちゃんが描いてくれた通り「とっても素敵な笑顔」になれているかは自分ではわかりませんが、まあとにかく気分が上がります。

ヲタTは戦闘服とはよく言ったもので、着ていると「俺はかのんちゃん推しじゃかのんちゃんが好きなんじゃなんか文句あっかオラァ!」みたいな堂々とした気持ちが湧き出てくるのは確かです。かのんちゃんへ向かってサイリウムを振るのもひたすらかのんちゃんを見ているのも全くためらいなくできる。クールハロー前ということで微妙に中堅感が出るのもいいところですね。なんらアレンジしてないですけど。

逆に、少し前にアンジュ単独ホールコン入った時にはTシャツなんか持っていなかったし、直前に買った青タオルを首から下げていたものの心細さが否めなかった。一応2011年からスマを見続けてきてそこそこ中堅のはずなのに、すげーにわかだな…と感じたり。


ヲタTを着ているかどうかこんなに気の持ちようがガラリと変わってしまう。はたから見ればカラフルなTシャツを着ているかどうかだけなのに、不思議なもんです。でもヲタクにとっては、その人の推しメン、応援歴、方向性、色んな情報が見て取れるから、その装備が「強いか弱いか」見て取れる。やっぱり防具であり、戦闘服なんですよね。


ただ問題は「その戦闘服、いつか一瞬で使えなくなるよ!」ってことで。うん、かのんちゃん緑Tどうしようね…バースデーTは奇跡が起きた時のためにとっておくにしても、ほとんど着てないミチシゲイレブンT…。

そして今後娘。現場に行く時の戦闘力も一気に落ちたわけで。とりあえずミチシゲイレブン黒タオルを巻いていって、必死の戦闘力アピールをするとします。

勝手に決めた!かのんちゃんに歌われたら死ぬハロ曲TOP3

表題通りです。

まあ補足するとあくまで現時点であって、後からアレも入れたかったコレを入れないとか馬鹿か、となるのは間違いないです。すでになってるし。いやー良曲多すぎて困るね!


ではサクサク行きましょう。

3位「私のすごい方法」(松浦亜弥)
ちょっと前に密かに自分の中を荒し回ってた恐らく第3次ぐらいのあややブームの時、一番グサグサきた曲。あややの好きな曲TOP3は全く別なんですが。
この曲はとにかくサビを聴いてくれそうすればグサグサの理由がわかるから。「たった10年そこそこの人生」なんだけど…最後には「私の人生だもん」と歌うのが頼もしくもさみしい。あやや曲はオシャレ!といい、なんでこんなに強くはかないのか…つらい…。


正確に言えばモーニング娘。名義の曲なのでしょうが、やはりこれはこうで。ガキヲタでしたけど、やはり福田明日香バージョンが至高なんですよね…。
「忘れないで」と「忘れないわ」、あなたとわたし、それぞれに向かって思い出を歌いながら去っていく。これを聴いていると、モーニング娘。はやはり歌で出会いと別れを繰り返すグループだなあと思います。とにかく「もっとそばにいたいけど ねえ仕方ないのね ああ泣き出しそう」なんて歌われたらこっちが泣く。でも泣かずに笑顔で歌ってほしい。そんな曲です。


1位「友」(モーニング娘。)
どの動画貼ろうか迷って、愛ちゃん卒コンかなあとも思ったんですが、なぜこの曲にしたのかという理由を考えるとあえて美女学で。
9期曲といえば?と問われれば、マジですかスカ!もアイサレタイノニ…も大好きなんですが、でもやっぱりこの曲を挙げると思います。9期はここから始まったんだよなあ…初めてかのんちゃんが歌って踊ることを覚えて、初めて彼女たちがモーニング娘。としてパフォーマンスした曲。「遠く離れた僕たちにだって 心配いらない できることがある」。この言葉を胸に、ずっとかのんちゃんが幸せでいるよう祈り続けたい。
そして、願わくば「たとえ年老いて白髪になったとしても」9期が「ずっと仲間だし」と歌い続けてくれますように。


おそらく、どの曲も卒業コンサートには歌われない(と思われる)のですが。いいんです、脳内もしくは夢の中でライブしてもらうから。そして「ヤバい…ありがとう…」と感謝を捧げながら死ぬから。

Oh my wish! 自分を褒めろ

今日はかのんちゃん卒業までにある、最後の1日空きの日だったんですが、あまり何もできなかった…。手紙書き始めたかったのにな。頑張ってスキマ時間見つけてなんとかしなきゃ。

気を取り直して、今回は満を持して、かのんちゃんが「人生で一番頑張った」と公言するあの曲について。




この曲、初披露は2015年夏ハロコン。奇しくも、昨日書いた「ダイエット王国センター」からちょうど1年後のことです。

披露を受け、次の回のハロステではライブシーンが流されました。ハロヲタ全員が、そのかのんちゃんの姿を見ることになりました。そしてわたしはといえば


茫然自失状態でした。

そもそも、この前1ヶ月ほど、かのんちゃんはほとんど露出を絶っていました。大半のメンバーが舞台・トライアングルに参加する中、かのんちゃんは「猛烈頑張る期」と称して、ブログに自分の写真をわざと上げなくなりました。モーニング娘。としての登場もほぼなく、メンバー自体にも会わないため他の子のブログにもほとんど載らず。要するにかのんちゃんに飢えきっていたわけです。

そんなところから久しぶりに拝んだかのんちゃんはスラリとした美少女に。いや前から美少女ですけどお顔が最高に整ってらっしゃるのは知ってたけど、え、えっ?周りの評価が突然上がって褒めの言葉をやたらと見るし何が起こってるの?


そしてしばらく後、MVが公開されました。




後から考えれば、このタイミングはある程度計算されていたんでしょう。CD出してイベント打ってコンサートで春夏秋冬全国回ってエトセトラエトセトラ、それまでの4年間で「1ヶ月ほぼフリー」なんて時期、なかったと思います。で、この時間を活用すべく(もしくはあえて舞台から外して)事務所が立てた計画が、ダイエットだった。

ダイエット開始直前、スポーツ紙にかのんちゃんとくどぅーでダイエットについて言及したインタビューが出ていたし、でもこの計画が上手くいったのは、かのんちゃんが「人生で一番辛かった」と話すほどの努力の結果だし、皮肉ではあるけどネットで圧倒的な知名度を誇っていたからこそ。頑張りのおかげなんです。

別にわたしは痩せてりゃいいってもんじゃないとは思いますが、ただ、この時のかのんちゃんは自信に満ち溢れていたなあ、と思います。自身の努力へのプライドを持っていて、報われて周りから正当に評価され。それが自信へつながって、魅せ方やパフォーマンスにもたまに出ちゃう自信のなさや照れがほとんどなくて。今まさに「Oh my wish!」の通りに生きている!という実感が、こちらにまでびしびし伝わってきました。

結果リバウンドしましたが、ダイエット成功の理由が上記のように特殊期間だったから、というのもあるのでそこらへんはなかなか難しい。ただ、これから後のかのんちゃんは、いい意味で吹っ切れたように感じます。アイドル楽しい!全力で楽しんでやろう!という雰囲気が持続しているというか。これも今考えれば、卒業というリミットを自分の中で設定したからというのもあるとは思うんですが…。


とにかく、かのんちゃんが頑張ってくれた結果はもう心から嬉しいし褒めちぎりたいしどれだけ感謝してもし足りない。この曲より好きな曲はいっぱいあるけど、この曲より思いが溢れる曲は、なかなか出てこないだろうなあ。

かのんちゃんはいつだって最高に美少女!(お経)

ダイエット王国国民でよかった!

酔っぱらってます!勢いで支離滅裂な文章になりそうと思ったけど、いつものことでした!

今日はすべてのかのんちゃんヲタクが感動にむせび泣いたあの2014夏ハロコンの話。


その前に行われた個別で、かのんちゃんが「今回は是非来て、絶対来て」とヲタクに言っていたのはレポで見ていました。なんかいいパートもらったんかな、それともよっぽど好きな曲なんかなー、なんて思っていました。

そしてハロコン当日。レポを読んでぐらぐらきました。かのんちゃんの歴史に、新たな、そして極めて重大な1ページが、書き加えられている。


わたしだけでなく、この時のかのんちゃん推しの喜びようはそりゃあもうすごいものでした。シングルでもソロパートないのが当たり前みたいな状況で、まさかのベリの2TOPによる美味しいテーマソロパートを総取り。しかもさゆと鞘師以外センターを取れない時期に、1曲だけとはいえ初めてのセンターポジションです。かのんちゃんよりよっぽど普段の扱いがイイ他のメンバーだって、こういう企画曲ですらグループセンターなんか回ってこなかったのに!

わたしのリアルタイムの頃のツイッターを漁ってみると、こういう言葉を残していました。


2014年は、かのんちゃんがぽっちゃりキャラを解禁した年で、本人も自ら体型をイジっていくようになったころでした。「開き直るのはどうなんだ」なんて言われたりもして、「おめー体型についてさんざん触らぬ神に〜にしているのはおかしいとか言ってたじゃねーかよ!」とか思いつつ、ヲタクもこれで何がどう変わっていくのかわからないままで。ただただ、また笑顔が消えないようにとそれだけを願っていて。

でもその不安は、この時かき消されました。かのんちゃんが、体型つながりで得たこのセンターポジションを、堂々と誇らしげに、とっても素敵な笑顔で歌っていたから。彼女が心から嬉しいと思っていて、それを伝えようとしていたから。

このパフォーマンスは、変わろうと、もっと何かできるはずと模索していたかのんちゃんへ、何よりのエールになったと思います。あの時、あのパート割を信じて任せてくれたスタッフ、そしてメンバー、本当にありがとう。


…しかしこれを書いている本人は、就活真っ最中でハロコン入れず生で見られなかったのでした!残念でした!…ああ…。

年下アイドルを推す、ということ

前に書いた「リアルアイドルのキャラクター設定」にもつながる話なんですが。


わたしは二次元キャラだとかわいい系より俄然美人系に弱いのですが、まあ基本美人キャラって年上ポジションです。さらに言えば元気よりクールというか落ち着いたタイプ、守られるより守る強い立場の人に弱くもありました。なので、好きになるキャラクターも大人ポジが多めでした。たとえばCCさくらで好きな男性キャラは雪兎(月)>>桃矢>>>>(越えられない壁)>>>>小狼でしたね、わかりやすいですね。

しかし、わたしは世代でいうとベリキューお姉さんズと同級生、娘。でちょうど欠けてる学年です。今のハロプロはももと舞美は同い年、他は全員年下。舞美は℃-uteの推しですが、ほかの推しは全員わたしよりも若いわけです。

かのんちゃんはといえば7歳年下。小学校すらかぶりません。今は高校3年生なので幼い扱いされることはなくなりましたが、さすがに加入当初の小学6年生を全力で推せるか?と言われたら正直迷うし自分をロリコンか疑います。

まあでも2012年秋に中学1年生だったかのんちゃんを「推し」に定めてから、ここまで見守ってきて思うのは、「人に惚れこむのに年齢は関係ない」ってことです。

ここで言う惚れこむというのは当然恋愛的な意味ではありません。好き!と思えるその人の感性、センスが対象で、それは人によって歌であったりダンスであったり演技であったりビジュアルであったり性格であったり、はたまたその複合であったりと色々でしょう。そのセンスをその人が持っているかどうかに年齢は関係なくて、逆に言えばどんなに小さい子でもうわあ素敵なもの持ってるなあ、と思えるセンスを持っている可能性がある。

以前の記事で「リアルアイドルにとってキャラ設定なんて曖昧だ」と書きましたが、これになぞらえていえば「たまたま好みのセンスを持つ子が年下だっただけ、年が上でも好きになってたと思う」です。…なんかこう書くとますますロリコン臭増すな、おかしいな。


ただ年下だから、自分がその年齢の時にどんな風に過ごしていたか、どんな状況に置かれていたか、どんな考え方をしていたか、そういうのはリアルに重なる。年上はその精神状態ってミステリーというかあまり理解できなかったけど、年下はあーそういう時期だよね、と納得することが多いというか。

そういう意味では年上より、年下の方が身近なのかも。で、大丈夫わかるよ見てるよ応援してるよ!とさらに肩入れしたくなる。そこが、年下を推す時の最大の特徴なのかもしれないなあ、なんて思いました。

上手から下手まで駆け回って

歌、ダンスと順に語ってきたので、今日は流れでお芝居について。


おそらくかのんちゃん自身は、演技に執着がないというか、あまり得意ではないなあという意識があるのではないかと思います。

かのんちゃんは前にも書いた気がするんですが普通の子としての感覚を強めに持っている子で、それは芸能人としての自分をかなり客観的に捉えている部分が大きい、とほぼ同じだと思うんです。いかにもアイドルチックなことをするのもためらいがちだし、自分で進んでネタ要員になりにいくところあるし。結構周りにどう思われるか気にしちゃうタイプ。

だから、「演技にのめりこんで役に入りこむ」というのは、なかなか彼女にとって難しかったんじゃないかと思うんです。夢中になるのとは違います、役の人格1人だけになる、ということです。

個人的には鞘師も憑依型ではなく冷静な自分でチェックしながら演技するタイプだったと思うのですが、かのんちゃんよりバランス感覚が優れていた。かのんちゃんはやっぱりその点不器用で、演じている自分を見る自身の目に負けちゃって、あっ今素で反応しちゃったなとか、演技しようと思ってる演技だなあとか、粗というかほころびっぽいものはちょいちょいありました。わたし生で見たのリリウムだけですけれど。

そんなわけで、かのんちゃんがお芝居に苦手意識を持ってしまうのもしょうがないし、あんまり重大な役がもらえないのもまたしょうがないかな、とは思っているんです。


……それでも!ヲタクとしては!やっぱりばっちり目立って大活躍して舞台を支配するかのんちゃんが見たかったなあああ!!!


人数の多い舞台ばかりだったし仕方がないんですけど。もっと少人数で、ガッツリ真剣に演技指導してもらって、そして演じるかのんちゃんの姿を、夢想せずにはいられないのでした。

かのんちゃんのダンスについての個人的考察

今日も急いでの記事です。…とか書いておいて、本来の記事を下書きからこっちにアップし直す前に寝落ちしました…。日付的には間に合ってるけど内容的には大遅刻です。


さて本題。かのんちゃんのダンスってあんまり注目されてない感じがあるので、思うがままに書いていこうと思います。

思えば加入当初。かのんちゃんは元気キャラだったわりに、いわゆる「研修生ダンス」的なとにかく大きく派手に踊れ!というタイプではありませんでした。それは最初からグループに入れられたこともあっただろうし、上は先輩ばかりというのもあるだろうし、最初から圧倒的に上手かった鞘師の影響もあると思います。

ただわたしが思うのは、プラチナ期に憧れて入ってきた子だからじゃないか?ということ。プラチナ期は今ほどでないにせよ黄金期に比べれば「揃えて見せる」ことを重視していたし、平均年齢的なこともあり華やかではあっても派手に大きく、という感じではなかったと思うんです。さらに個々のスキルも上がっていて、かっこよく見せるのがうまかった。

かのんちゃんはそういうダンスを見てきていたから、自分を大きく見せるダンスじゃなくて、綺麗でかっこよいダンスを最初から目指していたんじゃないかなあ。

かのんちゃんのスキル的な言及は正直ワクテカが一番多かったかな?と思うのですが、もちろん今はその頃よりずっとずっと上手になっています。で、何が上手になったかなあというと、スキルはもちろん、魅せ方がわかってきたと。もともとの華やかでシリアスな表情もハマる顔での演技、そしてそれを身体でも見せるようになってきた。角度や目線のこだわりが見られるようになりました。


かのんちゃんのダンスで魅せる能力は、プラチナ期に似ています。そこに、彼女の憧れとひたむきさが現れていて、やっぱり好きだなあと思うのです。