キラッキラッ笑顔の衝撃
かのんちゃんについて知った時の衝撃について書こうと思う。
2011年冬、わたしはハロに出会った。全盛期に小学生を過ごしたはずだが、TVをあまり見ない家庭に育った＆世間の流行りに疎い二次元ヲタクだったせいか「昔の曲は聞き覚えあるけどメンバーほぼワカンネ」レベルの知識だったモーニング娘。は、びっくりするほどカッコよくて新しかった。
いわゆるプラチナ期の動画を漁りまくっていたところ、新メンバーの美女学オーディション動画に辿り着いた。この時はまだプラチナメンバーもろくに覚えておらず、メンバー個人に対する思い入れや誰かひとりを応援するという概念がさっぱりなかったので「へえ、ちっちゃい子入るんだ」とフツーに受け入れて見た。
正直言ってこの時点では「この子ダンス本当にうまいな(鞘師)」「昨日はダンスさっぱりだったのにちゃんと覚えてきたんだ、えらいなあ(かのんちゃん)」ぐらいの感想だった。もちろんこの後何度も見返すバイブル的動画になるなんて思いもしていない。
衝撃だったのは、その後に見た「マジですかスカ！」のMVだった。美女学ではメイキング、そして最後に1番だけ？程度のMVを流した。そこで、かのんちゃんのポテンシャルを目の当たりにしたのだ。初めての撮影のはずなのにくるくる変わる表情、元気いっぱい物怖じしない動き、自分の全力を尽くしたダンス……。たったひとりの完全素人扱いされていた子が、ダントツのキラッキラッの笑顔を振りまいていて、それに完全に圧倒されてしまったのだ。
その後東日本大震災があり発売は延期、紆余曲折を経て公開されたMVはやはりキラッキラッだった。
特にこのソロバージョンはヤバかった。何しろ1曲分ひたすらいろんな表情を見せまくってくれるのだ、初めてのはずなのに！ かのんちゃんのにこーっとした時のたれ目笑顔も当然いいのだが、特に一瞬まんまるの瞳ですっとこちらを見つめてくる瞬間、いまだにドキッとする。有り体に言えば「かのんちゃん美少女マジ好み」ということだが、この頃のわたしはまだ自らの「三次元美少女の好み」を把握していないので、真顔きれいだなあ…ぐらいしか語彙がなかった。
「推し」なんて概念も言葉も知らない時代、一番最初にすげーな、と笑顔に圧倒されたアイドルはかのんちゃんだった。
「泡沫サタデーナイト！」MV公開に寄せて
2日目は順当にかのんちゃんを好きになったきっかけかヲタになった頃の話でも書こうかと思ったのだけど、ちょうどMVの公開があったのでこちらにします。
モーニング娘。'16『泡沫サタデーナイト！』(Morning Musume。'16[Ephemeral Saturday Night]) (Promotion Edit) - YouTube
サムネはもうちょい凝ろうぜ、というツッコミはさておき。
一番最初に聴いた時の感想は「最後明るく笑って卒業できそうでよかったー！」ということ。鞘師の「冷たい風と片思い」は正直最近のつんくワークスの中でかなり抜けて好きなんですけど、でもかのんちゃんを送り出すなら、一番彼女を象徴するものであった「笑顔」に注力するのがいいだろう、そして彼女にはしんみりとではなく、カラッと明るい卒業コンで去ってほしいという願望があったのです。
これは生まれて初めて現場で立ち会った「卒業コン」が2015年のかにょん卒業武道館だったからかもしれません。途中「交差点」のようなシリアスな部分もあったものの、本人も他メンバーも卒業を飾る「めちゃ楽しいコンサート」にすることに全力で、終わった後も「あー楽しかったー！かにょん卒業おめでとう！」と清々しく叫びたい気分で、すごーく気持ちよかった。ああいう気分になりたいなあ、応援してきてよかったなあ！とニコニコ笑って言いたいなあ、と思っているのです。
というわけで、今回は曲もMVもその理想に添うもので、とても満足しています。最後の爆発()含め、メンバーみんなニッコニコで、あーこれなら笑って見送れるぞー！とこっちもニッコニコです。
あと1ヶ月、そして5年半という歳月は、彼女の人生、そしてわたしの人生にとって泡沫のようなものかもしれないけど。笑って歌って踊った毎日はパチンと弾けても、きっとキラキラしている。そう信じて、残りわずかな時を応援していきたいです。
2016年5月がやってきた
かのんちゃんがモーニング娘。として過ごす最後の一ヶ月がやってきた。来てしまった。
わたしは一介の在宅ヲタとして5年ハロヲタをやってきた。その中でガキさん、雅ちゃんと推しのハロ卒業を体験してきたが、今回の「鈴木香音卒業」は今までとは違う、何かよくわからないものに急かされているような気分になっている。そしてそれは、かのんちゃんが芸能界に残らないから、ではない、気がしている。
わたしのこのそわそわは「仮にもそこそこの期間"推し"として挙げてきた子に、ちゃんと『大好きだ』と伝えきれていない」という自業自得で傲慢な自責の念からきているのだと思う。
とりあえず卒コンは行けることになった。最後のソロイベもチケ取れた。個別も行ってきた。……だけど、まだまだ愛し足りない！
だから、とりあえずポエムろうと思った。とりあえずこのブログを作った。三日坊主に定評があるので毎日はキツい、かもしれないけど、でも、できる限りかのんちゃんへの愛を、自分勝手に吐き出していこうと思う。
もちろん本人への手紙も書くつもりだ。最後に、勇気を出して。
これは、このブログは、わたしが満足するための、最後の1ヶ月のあがきです。
とにかく、今日も心から、応援してきてよかった。そう思っています。
