ことこと煮こんだ何か

どうしようもない日々

アイドルの「キャラ」なんて曖昧です

5日のブログで、かのんちゃんに惹かれつつもその頃の属性から「二次元において絶対わたしの一番好きなキャラにはなりえないタイプ」と次元を混同して一歩引いていた、ということを書きました。このことについてのちにもうちょっと詳しく考えたことを。


物腰が美しく冷静沈着な綺麗系年上キャラに惚れこみやすいわたしにとって、元気ハツラツ笑顔が武器のかわいい妹キャラというのは全く触手が動きませんでした。ぶっちゃけ今でも動きません。二次元の好みは変動なしです。

でも今、このギャップを引きずらないのは「三次元アイドルのキャラは常に変化する」ことが5年間応援して身に染みてわかったからです。

ここでいうキャラというのは性格・ビジュアル・立ち位置エトセトラ、そのアイドルを構成しているすべてのものを指します。これらは全て、年月を経ていくによって変わるもの。当たり前のそのことを、アイドルと同じ年月を過ごすことでわたしはやっと気がつきました。

たとえば、ドラえもんにおけるしずかちゃんはいつも変わりません。のび太の憧れでマドンナ的扱い、かわいい系の顔立ちに下二つ結びの髪型、大抵の人間に優しく、ヴァイオリンは上手くなりません。

でも、かのんちゃんは、加入して10ヶ月で最年少を返上し先輩になり、髪型もメイクもシングルによってさまざま、笑顔だけじゃなくぐっと色っぽい表情も見せるようになって、仲良しのメンバーは時々で入れ替わり、歌もダンスも格段に上手くなりました。


わたしは、二次元の「キャラクター設定」の世界に慣れすぎて、人っていくらでも変われるんだってとを、忘れかけていた気がします。もちろん二次元でもキャラの性格や考えが変化することはよくあるけれど、でも、そこではまず間違いなく「その理由」が描かれます。でも三次元ではそうとは限りません。「なんとなく」「だんだん」、そんな曖昧なものからどんどん変わっていく。


その子が自分の好みから全く外れないまま成長することなんてまずないけど。でも、ベタだけど「だから面白いし応援したくなる」んだよなあ、なんて思いながらヲタクしています。