ことこと煮こんだ何か

どうしようもない日々

「同郷」、だからこそ尊敬する

今回はかのんちゃんに注目する理由のひとつになった「同郷」というテーマで書きます。


かのんちゃんはモーニング娘。にとって、おそらくハロプロにとっても?初の愛知県出身でした。しかも尾張名古屋ではなく三河の子!

多分地域外の人にはさっぱりわからない感覚だと思うんですが、尾張三河って方言も違えば文化も違って、かなり雰囲気が異なる地域なんですよ。でも外部に発する愛知イメージはほぼ100%「名古屋」なので、正直「わたしの知ってる愛知じゃない」案件多数で全然身近に感じない。外に出た三河民は名古屋県民扱いされるのに慣れすぎて「名古屋出身だよね?」「ハイ、愛知出身ですね〜」って受け流す技術を完全習得するからね!ごめん話だいぶズレた!

そんなわけでかのんちゃんがまさかの三河民でびっくり。しかもほぼお隣の市(正確に言えばわたしは藤丼と同郷)ということで「えっマジで???」となったわけです。

同郷だと何がヤバいって、彼女が「どのように育ってきたか」なんとなーくリアルに想像できてしまうこと。どんな小学校でどんな行事があってどんな風に過ごしてきたか?とか。美女学のオーデ映像で一瞬映る自宅練習風景も「あー体操服めちゃわかるー」と呻きたくなります。


で、この「同郷」ということがわたしにとってかのんちゃんを尊敬する要素にもなっているんです。わたしは前にも書きましたがモーニング娘。に気がついたのが2011年冬、9期が加入し新生娘。が動き始めていた頃でした。TV露出なんて今以上になくて、さゆがバラエティで戦ってるぐらいで、まだネットも今ほど誰もがすぐにアクセスできるような環境じゃなくて、そんな時代。「昨日見たTVの話題」が日常会話で猛威を振るう田舎において、でも彼女はわたしよりもずっと早くモーニング娘。の魅力を見つけて、そして行動に移した。

同じような生活環境に暮らしていたからこそ、その鋭さと勇気には心から脱帽します。


「わたしと同じような高校生活を送っていたかもしれないあの子が、ステージでキラキラ輝いている」ドラマっぷり、同郷だからこそ味わえる贅沢でリアルな感覚です。

基本在宅の弱小ヲタも生きてます

わたしはモーニング娘。(ハロプロ)を追い始めたのこそ2011年初頭(9期加入頃)からだけど、初めて現場に行ったのは1年後の恋愛ハンターシリイベ、初コン参戦はさらに1年後のミチシゲイレブン、さらに言えば個別デビューはOMW!……かたつむりの如きのろのろとした進み方でした。基本的にいわゆる在宅ヲタです。

今でもツアーは1回入るかどうかすら微妙だし、FCにも入っていません。シングルは一応地平本願から買い続けているけれど枚数は時によってバラバラ。でもまあ、これは自分にできる精一杯の応援(貢ぎ)だったんだから仕方ない。


……とはいえ「あまりに影が薄すぎたな」と思っているのも事実です。だからこそこんなブログを書いてるわけですが。わたしはかのんちゃんにとっていてもいなくても変わらないヲタクだったし、いくら推しなんて書いてツイッターでつぶやいても彼女には見えないだろうと。これまではまあそれでもいいかな、と思っちゃってました。でも卒業が確定して一番後悔したのはココでした。わたしは、彼女に何も伝えられていないんだ。

在宅をディスるわけではありません。人それぞれ応援の仕方があります。でも、わたしにはきっともっと何かができました。通販でこまめにグッズや写真を買うとか、数少ない現場にはお手紙を書いてみるとか。お金がかからない部分であればブログにコメントするとか。探せばさらに出てくるはずです。要するにわたしは応援をサボっていたんです。


卒業があと1か月に近づいているのに何もできていない自分が情けなくて、とにかく何をしようと思った時、思いついたのが「毎日かのんちゃんに関する話をする」ことでした。わたしはこれだけかのんちゃんについて語れるんだよ、こんな風に、こんなに好きだったんだよというのを、はっきりと目に見える形で残したかったんです。自己満足でも。


このブログはかのんちゃんの目には恐らく触れないでしょう。やっぱり「いてもいなくても変わらない」透明在宅ヲタクのままでしょう。それは今さら覆せません。それでも、応援しているヲタクがいることを、書いて示していきたいと、思っています。

アイドルの「キャラ」なんて曖昧です

5日のブログで、かのんちゃんに惹かれつつもその頃の属性から「二次元において絶対わたしの一番好きなキャラにはなりえないタイプ」と次元を混同して一歩引いていた、ということを書きました。このことについてのちにもうちょっと詳しく考えたことを。


物腰が美しく冷静沈着な綺麗系年上キャラに惚れこみやすいわたしにとって、元気ハツラツ笑顔が武器のかわいい妹キャラというのは全く触手が動きませんでした。ぶっちゃけ今でも動きません。二次元の好みは変動なしです。

でも今、このギャップを引きずらないのは「三次元アイドルのキャラは常に変化する」ことが5年間応援して身に染みてわかったからです。

ここでいうキャラというのは性格・ビジュアル・立ち位置エトセトラ、そのアイドルを構成しているすべてのものを指します。これらは全て、年月を経ていくによって変わるもの。当たり前のそのことを、アイドルと同じ年月を過ごすことでわたしはやっと気がつきました。

たとえば、ドラえもんにおけるしずかちゃんはいつも変わりません。のび太の憧れでマドンナ的扱い、かわいい系の顔立ちに下二つ結びの髪型、大抵の人間に優しく、ヴァイオリンは上手くなりません。

でも、かのんちゃんは、加入して10ヶ月で最年少を返上し先輩になり、髪型もメイクもシングルによってさまざま、笑顔だけじゃなくぐっと色っぽい表情も見せるようになって、仲良しのメンバーは時々で入れ替わり、歌もダンスも格段に上手くなりました。


わたしは、二次元の「キャラクター設定」の世界に慣れすぎて、人っていくらでも変われるんだってとを、忘れかけていた気がします。もちろん二次元でもキャラの性格や考えが変化することはよくあるけれど、でも、そこではまず間違いなく「その理由」が描かれます。でも三次元ではそうとは限りません。「なんとなく」「だんだん」、そんな曖昧なものからどんどん変わっていく。


その子が自分の好みから全く外れないまま成長することなんてまずないけど。でも、ベタだけど「だから面白いし応援したくなる」んだよなあ、なんて思いながらヲタクしています。

「かのんちゃん推し」になったあの日

このブログ、である・ですますが日によって混じっていることに今更気がつきました。いつか直すかもしれないけどとりあえずこのまま、先はですます調で。


やっと「かのんちゃん推し」になった時の話を。

とはいえ、正直言ってずっと見守ってはいたので、いつ「推しメン」に転じたのかをわたしは明確に覚えておらず。自分のツイートを漁り直し、なんとか宣言ツイートを発見しました。


つぶやいた日は2012年9月14日。そう、小田さくら合格発表の日です。

偶然ではもちろんありません。ニュースで11期決定を知り、同時に上がったあの発表動画を見て感想をつぶやき、そしてそのタイミングでメンバーを見渡した時、この子を応援していこうと思った……ようです(前後のツイートから推測)。

こう書くとテキトーに決めた感がありますが、推しを定めるというのは恋愛に例えれば恋を自覚した時、つまり初歩の初歩。つんくの書く女子中学生によくいる「いつの間にかアイツを見ちゃうし、全部アイツに繋げて考えちゃう!」状態さながら、あとはコロコロ転がる石のようにかのんちゃんにハマりこみ、今では立派な?緑T参戦ヲタクになっています。


なお、ガキさん卒業後からの空白期間はどう過ごしていたのかといえば、9期箱推しとしてゆるゆる応援していました。今も9期箱ヲタであることは変わりないし、全員卒業したとしても「9期最高!」は唱え続けるでしょう。最愛の世代であることは絶対なので。

フクちゃんが、生田が、鞘師が、そしてかのんちゃんが。4人がいたからこそ、わたしは5年以上応援し続けていられるんだよ。

初めて「アイドルの写真」を買った時の話

早速ですがズルい手を使いました。どうしても毎日更新を続けたいという悪魔に負け、とりあえず日付が変わる前にタイトルだけのブログを更新しました。つまりアップ日は6日ですが実質書かれたのは7日です。今後このようなことがないよう計画的に行こうと思います。


さて昨日(5日)の続き。ガキさん推しになったはいいものの、そこから生でライブを見に行くまで約1年かかりました。何度も言うようですが地味な田舎っぺ二次元ヲタクだったため、コンサートがどういうものか想像すらつかない。ひたすら動画を漁り、細々情報を追って楽しむ毎日でした。

そんなある日、ガキさんの卒業が決定。まあこれはすぐ来るのは想像の範囲内でしたが、そうなるとにわかに「仮にも推しと公言している人を一度も見ずに終われるのか…?」と騒ぎ出す心。でも突然コンサートとか荷が重すぎる、そもそもチケットどう取るんだよ!  そんなぐるぐる目を回していたわたしは、CDの特典を調べていて「シリアルイベント」というものを知りました。コレだ!どうせ初回限定盤を買うつもりだったし、コレに応募してみよう!と勢いで申し込み見事当選。大学の講義の合間にメールが届いたのに気がついて、叫びだしたくなるぐらいめちゃくちゃドキドキしたのを今でも覚えています。

いざ当日。ここでは多くは語りませんが、もうガキさんの歌声が聞こえるだけでブルブル震えていました。正直席は最後列に近い感じで、どんな話をしていたかとかさっぱり覚えていないのですが、とにかく「リアルだ…目の前にいるんだ…」とひたすら現実と向き合っていたような気がします。あの時サイリウムの折り方教えてくれた古参さん本当にありがとうございました。おかげでキンプリ応援上映では人に折り方を教えられるまでに成長しました。


そしてライブが終わり、あとは物販でガキさんの写真を買い占めるのみ!  何しろアイドルの写真を買うのも初めてで、周りを横目で観察して買い方を学び、商品展示を眺めていたところ、ある1枚の写真に目がとまりました。

「あれ…この写真、めっちゃかわいいな」

ガキさんの写真を大量購入すると同時に、1つだけ買った他メンバーの写真。それがこちら。

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めっっっっっちゃ美人さんじゃないですか?????

今思えば、かのんちゃんが太った、と叩かれ始めた時期で、1年間彼女の最大の持ち味であった笑顔が失われつつある頃でした。でも、わたしはあの全員映りが良すぎると評判のMVだった恋愛ハンターの写真で、推し以外で唯一、かのんちゃんを買ったのです。

いまだにかのんちゃんの写真でトップクラスに好きな写真。あの時買ったわたしマジでGJ!と、我ながら誇らしく思っています。


【追記】ツイッター漁ってみたら、この時のツイートが見つかった。
いやー、ほんとにイイ判断したよわたし。

二次元ヲタク、三次元とのギャップに惑う

一昨日に引き続きかのんちゃんに惹かれた頃の話をする。

「マジですかスカ!」でかのんちゃんに惹きつけられ、そのまま推しに……はならず、直後MVが公開された「Only you」の某パートにあっさりやられガキさん推しになった。あの曲の生ガキ2人のビジュアルは素晴らしい。そして、少なくとも9期の中ではかのんちゃん推しだったの? といえばこれも違い、フクちゃんとかのんちゃんで迷っていた。


今思えば、これは完全に「二次元ヲタク」としての好みを引きずっていたのだなあと思う。小学生は児童文学、中学生はラノベと漫画、高校生はアニメとひたすら二次元ばかりを追っていたため、二次元の好みはそこそこ自分で察していたものの、芸能人、しかもアイドルを応援するなんて初めてで、自分が「どんな子が好きか」すらわからなかったのだ。

つまり、この頃のかのんちゃんの属性(個人の勝手なイメージ)を並べていくと
・最年少(妹的立ち位置)
・唯一の完全素人(何もできない)
・背は低い
・元気キャラ
・かわいい系

と、「二次元において絶対わたしの一番好きなキャラにはなりえないタイプ」と断言できる子だった。ちなみにわたしの好みを体現した最愛キャラはいまだルルーシュ(コードギアス)。ご存知の方はいかに正反対に位置しているか察してもらえると思う。

そんなわけで、「ビジュアルがとにかく好み」とすら表現ができなかった雑魚ドルヲタだったわたしは、かのんちゃん及び9期を心の中でがんばれーと応援しつつ、ガキさんに狙いを定めていったのだった。

泡沫サタデーナイト!×ジャニーズの「動画コラ」の強み

前日に引き続きかのんちゃんに惹かれた頃の話を書こうと思っていたのですが、一旦置いて今話題の件へ。

そう、「泡沫サタデーナイト!×ジャニーズ」の画像&動画が出回りまくっている件です。


ジャニーズで?モー娘。『泡沫サタデーナイト!』コラボ祭りが楽しい - NAVER まとめ


兼ヲタさんたちが「この子たち(ジャニーズ)にも似合うんじゃない?」ってことでコラで遊んでくれたらしいのですが、まーこれが勢いがすごい。本家のモーニング娘。はともかく、他のハロプログループよりずっと遊ばれている。これが芸能界の巨大勢力ジャニーズ様か……。

ここまでバズった理由はなんなのか? ジャニーズの「真面目にバカやってる」絵面との親和性が高すぎるから、連休だから、ここらへんが言われているようです。まあわかる。

しかもできた画像や動画はジャニ単ヲタ(ハロプロ知らない層)にも多くリツイート・ふぁぼされているので、ツイッターやってる人にとってはプロモーション広告ツイートか?ってぐらい回ってきてるはず。しかも自分でフォローした人が制作もしくはリツイートしているので見てもらえる率も高い。さらに律儀にコレが元ネタです、と娘。MVを一緒につぶやいてくれる人も少なくない。性別の差はあれど「アイドルを応援する」ことを知っている人たちへダイレクトマーケティング。これはものすごい宣伝効果ですよ。

で、中でも個人的にこれかなりポイントだったんじゃないか?と思うのが動画なんです。画像コラは今までにも色々遊ばれてきたけど、動画でこんなに遊ばれるのか、というのが驚きでした。これは「動画の方が雰囲気ぴったりなのが伝えやすい」「連休なので凝る時間がある」と、先述のバズった理由からの流れでわかる、といった感じ。

そして、この「動画でバズった」ことは、娘。にとってもかなりでかい。つまり

ということ。元ネタ知らずに見てるジャニーズファンにも「なんか知らないけど楽しい曲だな〜」とサビの印象をサブリミナルで植えつけることができるんです。これは外部で曲を流し一般大衆に聴いてもらう機会が圧倒的に少ない娘。のアドバンテージになりうる。めちゃくちゃすごくない?


なんか色々語る順番ぐちゃぐちゃだけどつまり「動画コラで音楽宣伝できちゃうのすごいやばい」ってことです。みんなガンガン遊んでいこう!あわよくばいろんなジャンルのヲタクが遊んでくれますように!